ジャングル・リベンジと便意

昨日の朝のこと。突然の吐き気と便意を催し、病院に行って診察を受けると、いま流行っているという「ウィルス性胃腸炎」との診断。

師走の慌ただしい時期ではあるが、結果的に昨日1日と今日の半日を休むこととなった。起き上がるのも辛かったので、リビングのソファーをベッド仕立てにして、DVD全集を見ることにした。選んだタイトルは、なぜか「ジャングル・リベンジ」。何気なく手に取ったこの作品と、自分のおかれている状況の類似に後から気づき、妙におかしくなってしまった。

ちょいと汚い話で恐縮だが、大泉洋の「嘔吐」と「便意」の場面である。

DVD全集第5弾となる「ジャングル・リベンジ」は、レギュラー放送終了後、2004年にON AIRされた最初のシリーズで、2003年のDVD第1弾「原付ベトナム縦断」発売記念でON AIRされた「6年間の事件簿」「思い出のロケ地を訪ねる小さな旅」とのカップリングで2005年に発売された。

DISC 1に収録された「6年間の事件簿」のしょっぱなに紹介されているのが、サイコロ3後編のヘリコプターで起こった「嘔吐事件」。気流が乱れて揺れる機体に我慢できず、着陸直前にあとちょっとのところでリバースしてしまうという、日本放送史上に残る記念碑的なシーンである。

もうひとつ(ふたつ)は、「ジャングル・リベンジ」本編での「便意」のシーン。例のごとく騙されて連れて行かれたマレーシアのジャングルにある国立公園で、野生動物観察小屋「ブンブン・クンバン」へ向かう途中と、翌々日に泊まった別の観察小屋「ブンブン・ブラウ」での夜、彼はこの旅で2回も便意を催している(おまけに、DVDでは放送でカットされた「立ちション」のシーンまである)。

嘔吐したり脱糞したりするシーンを放送する番組なんてどこにもないと、大泉本人もどこかで語っていたと思うが、この「ジャングル・リベンジ」のディスクでは、奇しくもその両方を見ることができたわけで、偶然にも昨日の自分に襲いかかった「異変」と絶妙のタイミングで重なり合ったので、非常に笑えてきたのである。

大泉洋が、緊張すると便意を催す「過敏性腸症候群」だというのは何かで聞いたことがあるが、この作品での便意の原因は別のものだったようだ。副音声によると、夕食でカップラーメンと一緒に食べた「いぶりがっこ」の食べ過ぎが原因のひとつと推測されている。DVDでなければ明かされない真相である。

 

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